一畑電車

1912(明治45)年4月6日に「一畑軽便鉄道」として創設以来、今年で100周年を迎えます。それを記念して様々なイベントが企画されています。


南海電鉄カラーの3000形(左)と、のんのんばあにラッピングされた2000形

 

運転士の夢が実現!?「デハニ50形」体験運転

明治45(1912)年4月に一畑軽便鉄道鰍ェ設立され、大正3(1914)年4月に出雲今市(現電鉄出雲市)〜雲州平田間が開通、翌大正4(1915)年2月に雲州平田〜一畑(現在はない)間が開通しました。

大正14(1925)年7月一畑電気鉄道鰍ニ社名変更したのち、昭和3(1928)年4月小境灘(現一畑口)〜北松江(現松江しんじ湖温泉)間が開通しました。

昭和5(1930)年2月に川跡〜大社神門(現出雲大社前)間が開通し、現在の一畑電車の路線の形が出来上がりました。


「島根県人連絡機関誌 平田市制記念号」(S30.11.15発行)より

 

上の路線図を見て分かるとおり、以前は出雲今市〜出雲須佐、荒島〜出雲広瀬(安来市)にも路線があったほか、路線バス事業も広域に及んでいました。

一畑口駅では全国的にも珍しい平坦地でのスイッチバックが行われます。初めて一畑電車に乗られた方は「あれっ!?引き返すの?」とビックリされる方もあるようです。その他、一畑電車の見所としては、電車に自転車を持込OK「レール&サイクル」、雲州平田駅の地下道(2番線ホームには地下道を通ります。)、アテンダントが乗車した電車、タイミングが良ければ川跡駅で3線が並ぶ光景でしょうか?

平成19(2007)年、宍道湖のラムサール条約登録を記念し、宍道湖で見られる生き物をデザインしたラッピング車両「しんじ湖ラムサール号(3000形)」が運行されるようになりました。

一畑電車では、松江しんじ湖温泉行きの朝の急行以外は2両編成で運行されているため、運転台のない車両(客車)はありません。一畑口駅でスイッチバックしますので、運転台のある車両を連結します。また、ワンマン電車ですので、全てのドアが開くのは有人駅のみで、無人駅では一番前のドアしか開きません。切符は運転士に手渡します。

フォトアルバム


2000形車両


3000形車両


5000形車両


夏の線路、冬の線路


雲州平田駅の線路


朝日の中の3000形、菜の花の中の2000形


映画「RAILWAYS」にも登場する軌道自転車(左)
保線の砂利を積む貨車


洗剤噴霧装置(電車の洗車機)
南海電鉄カラーに塗り替えられた3000形

 

デハニ50形


一畑電車の象徴として脚光を浴びるようになった「デハニ50形」。昭和3年に「デハニ51号・52号」が、昭和4年に「デハニ53号・54号」が一畑電車オリジナルとして日本車両製造鰍ナ製造されました。木製の車体や日除け(鎧戸)、手動扉が特徴的でした。

「デ」…電動車
「ハ」…普通車(イロハのハ、3等客車のこと)
「ニ」…荷物室つき

定期運用されなくなった後も、お座敷列車に改装され(平成11(1999)年)、団体観光客等を乗せて運転されいましたが、製造から約80年となる平成19(2009)年3月に現役を引退しました。

平成7(1995)年、鉄道友の会が永年に亘って活躍する車両に贈る「エバーグリーン賞」を授与されました。


映画「RAILWAYS」をPRするラッピング車両(2000形)

平田地域には200年来伝えられている「平田一式飾」という出雲市無形民俗文化財があります。平田一式飾は、その名の通り仏具、陶器、金物、茶器などの一式を自在に使い分けて歌舞伎や映画の登場人物、場面など、技巧を凝らし飾り競うという民俗芸術です。

雲州平田駅には、陶器一式で製作されたデハニ50形の平田一式飾が展示されています。また、平田本町商店街内に開設された「平田一式飾ほんまち展示館」にも漆器一式で製作されたデハニ50形の一式飾も展示されています。

 

ディテール


運転台(右は車庫で保管中の写真)


一畑パークの広告入り吊革


お座敷から元の座席に復元された車内と
木製の日除け(鎧戸)


後ろの扉が乗客用、その前が荷物室


一畑マークと号車表示「53」
雲州平田駅に設置された後方確認用ミラー


2010.5.23雲州平田駅での特別展示と
駅構内に設置されたパネル展
(来場者にはポスター等がプレゼントされました。)

 

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